マイナンバー制度の導入によって種々のサービスは劇的に変わります。マイナンバー制度はそのためのものだからです。基本的にこれまでの書類の管理と違ってデジタルデータの管理となりますから、ネットさえつながる環境にあれば、どこでも手続きというものが出来るようになります。これまでの役所の関係の手続きもですが、ホテルなどに泊まったり、通販のサービスを利用するようなときの手続きも簡単に出来るようになります。

マイナンバー制度は実はこうした諸手続きが簡単に出来るようにするというのが目的でもあったのです。デジタルデータになるということは、書類を捕獲する必要もなく、管理の必要もなくなるということを意味します。役所だけがこうしたマイナンバー制度を使うということはなく、他のさまざまなサービスにおいてもこれは使われるようになります。銀行での口座作成というのも今より一段と簡単になることが予想されます。

何しろマイナンバーは身分保障としても使えますから、これまでのように免許証や健康保険証などを身分証明として提示をするようなこともなくなるでしょう。この番号はいわば自分であることの証明でもありますから、これさえあれば、全てのサービスは受けられることになるわけです。書類の管理が不要となることで、これまでのような手数料もかからなくなりますから、ほとんどのサービスが安くて質のいいものともなる可能性もあります。それだけ、この制度は意味があるのです。