オープン系のシステムをマイグレーションする場合、幾つかの特徴的な工程があります。最初の工程は資産調査または棚卸しと呼ばれる作業です。この作業ではサーバ、アプリケーション、クライアント、ネットワーク機器など現システムの調査が行われます。特にアプリケーションについては動作検証も行われることが多く、セキュリティも含めて機能をどの程度移行するかもチェックされます。

調査の結果は新システムへマイグレーションするための技術的な土台となり、ハード、ソフト作成などの工程が見積もられます。2番めの工程は契約後、アプリケーションのコンバート、また、データベースのコンバートが行なわれます。マイグレーションサービスによってはツールを提供し、自動でコンバートする場合も多いのですが、データベースが特殊である場合には手作業でのコンバートサービスを利用する場合が多いです。3番目の工程はハード設置およびデータ移行です。

ハードウエアはマイグレーションサービスによって台数が減る場合が多く、エアコン等の電気代も含めて減少幅をチェックすることも多いようです。ハードの設置が終わり次第、データの移行が始まります。データはデータベースに収納される場合が多いですが、データベースのパフォーマンス設定も同時に行なわれることが多いようです。4番目の工程はアプリケーションのテストとなります。

ベンチマークも走らせパフォーマンスをトータルでチェックします。また、実際に利用してもらいながらのパフォーマンスも調べられ、微調整が行なわれます