マイグレーションサービスはレガシーシステムにも適用できます。レガシーシステムとはオフコンや汎用機を利用している場合や、COBOLなど現在主流ではない開発言語で作られているシステムのことです。レガシーシステムからのマイグレーションはハードウエア、ソフトウエア双方を更新する必要があるので高度な技術力が必要となります。マイグレーションサービスにおいて重要なのが開発力です。

レガシーシステムの多くはすでに開発者がいない場合が多く、また、設計書等が残っていないケースも多いようです。そのため、現システムから機能を洗い出し、設計し直す必要があるケースもあります。サービスを提供する企業側は古い開発言語にも精通した社員を養成しているケースが多いです。レガシーシステムからのマイグレーションではハードウエアについても大幅な変更となります。

オフコンからIntel系のサーバへ移行したり、場合によってはクラウドへの移行を行なう場合も多いようです。いづれの場合もサービスを受ける企業側にとってはさまざまなメリットがあります。メリットの1つ目はコスト削減です。オフコンなどは保守費用が効果であるケースが多く、また、サポート要員も多数必要となります。

そのため、クラウド化も含めた最新の環境への移行はサポート費の大幅な削減が可能です。台数によっては削減した費用で更新費を捻出できるケースも多く、また、新しい環境の場合、要員確保もし易いというメリットもあります。