マイグレーションはハード、ソフトウエアそれぞれを新しい環境へ移すサービスですが、特に増えているのがサポートが切れたソフトウエアの更新です。OSやアプリケーションはハードが壊れても取り替えれば使い続けられる、と考える企業が多いのですが、実際には10年も立たずにサポートが切れ、バージョンアップもしくは他のソフトウエアへの移行が求められるのです。もちろん、サポートを必要としなければ使い続けられますが、サポートにはセキュリティ対応も入っているので、サポートのないソフトウエアを利用し続けるのは企業としては避けたいところです。サポートが無いソフトウエアの移行はマイグレーションサービスが利用できます。

マイグレーションサービスでは新しい環境で動作できるかを検証した上で、さまざまな提案を行います。多くの場合、ハードウエアのリプレースも一緒に行なうことになります。新システムへの移行では主に2点が問題となります。1つ目はコストです。

リース契約の場合でもデータの移行費用は自前で用意しなくてはいけません。さらに古い機種の場合リースの更新ができないケースが多いので、期限内に新しいシステムへ移行することが必要になります。マイグレーションサービスではリース契約も含めた提案を行い、出来る限りコストを下げる方策が取られます。2つ目は利用者のトレーニングです。

OSやアプリケーションが新しくなると使い勝手がかなり変わることが多く、トレーニングも提案されるケースが多いです。